ボートレース場紹介

ボートレース若松の特徴と予想のコツを紹介!固い決着が多いが強い向かい風に注意

ボートレース若松の紹介

福岡県北九州市にあるボートレース若松。第1回全日本選手権競走の開催地で、競艇ダービー発祥の地として知られています。新鋭リーグは、現役時代「艇王」「不死鳥」と呼ばれた植木通彦氏を称え「植木通彦フェニックスカップ」の名称がつけられるなど歴史と伝統のあるレース場です。

そんなボートレース若松ですが風と潮の影響が、レースの大きな影響を及ぼすという特徴があります。こちらの記事では、ボートレース若松の特徴と予想のコツを紹介します。ポイントをしっかり押さえて、ボートレース若松での舟券的中率をアップさせましょう!

 

ボートレース若松の基本データ

ボートレース若松の特徴

ボートレース若松は洞海湾に面しており、2マークから1マークの方向に潮の流れがあります。また風による影響もあるので、それも考慮して予想しなければなりません。そんなボートレース若松は、どんな水面特徴があるのでしょうか、ここからはボートレース若松の水面特徴などを紹介します。

舟券/水面の特徴

水質 海水
水面タイプ
流れ・水位変化 あり
チルト角度 -0.5 0 +0.5 +1.0 +1.5

ボートレース若松は潮・風の影響を受けるレース場です。全体的にはインコースが有利な設計ですが、展開をどう読んでいくのかが大切になります。

インコースが有利な設計

ボートレース若松はセンターポールから、1マークへの振りが9メートルと比較的小さめです。そのためインコースも比較的直進に近い進路をとれるため、インコースが有利な設計になっています。1マークのコース幅も77メートルと比較的広めなので、ターンがしやすい点もインコース有利を後押ししています。

潮・風の影響が大きい

洞海湾に面したボートレース若松は、2マークから1マークの方向に向かって潮が流れています。干潮から満潮に向かう時は2マークから1マークに追い潮となり、満潮から干潮に向かう時は逆に流れます。追い潮のときはスタートが難しくなり、向かい潮のときは加速がつきにくいという特徴があります。潮見表は公式ホームページに掲載されているので、必ずチェックしましょう。

またボートレース若松では風による影響も大きな要素となります。2020年度は向かい風6メートルを超えるレースが150ほどあり、1コースの1着率が多少下がる要因となっています。

このように潮・風の影響が大きいレース場なので、必ず予想するときは確認するようにしましょう。

ボートレース若松のレースデータ

コース別成績(2020年総合)

コース 1着率 2連帯率 3連帯率
1 58.9% 75.9% 84.0%
2 13.6% 40.6% 60.1%
3 11.3% 33.7% 55.0%
4 10.2% 28.4% 48.7%
5 4.4% 15.3% 33.3%
6 1.6% 6.6% 19.8%

ボートレース若松は1コース1着率が59.8%と、全国平均の55.8%より高い数字になっています。インコース優位の企画レースが少ないので、レース場自体がインコース優位であることもおわかりいただけると思います。

2~6コースの勝率は全国平均よりやや下回る程度で、特別どのコースが強いということはありません。ボートレース若松では1号艇を中心にレースの予想をしていきます。

コース別成績(2020年ナイター)

コース 1着率 2連帯率 3連帯率
1 67.9% 82.3% 89.1%
2 10.9% 40.3% 59.5%
3 8.9% 32.5% 56.4%
4 7.7% 24.9% 44.5%
5 3.5% 14.9% 32.0%
6 1.3% 5.4% 19.4%

照明がつくナイターレースでは、1コースの勝率がさらにアップします。これは夜になって気温・水温が下がることで、モーターの性能がアップすることが影響しています。

モーターの性能がアップすると短い距離でも加速するようになり、スロースタートでもスピードに乗りやすくなります。結果として、1コースがスピードに乗ってそのまま逃げる展開が増えるということです。

コース別成績(2020年優勝戦)

コース 1着率 2連帯率 3連帯率
1 80.5% 83.3% 83.3%
2 5.5% 38.8% 61.1%
3 0.0% 27.7% 50.0%
4 8.3% 22.2% 52.7%
5 2.7% 22.2% 33.3%
6 2.8% 5.7% 20.0%

実力者が出そろう優勝戦では、1コースの勝率がアップする傾向にあります。ボートレース若松はナイターに優勝戦がおこなわれることもあり、1コースの勝率がさらに高まる傾向になっています。

3連単平均配当

3連単平均配当:6,669円(全国23位)

3連単平均配当は6,669円と全国23位です。全国で下から2番目の数字である原因は、インコースが有利で固い決着が多い点です。

3連単万舟率

3連単万舟率:15.3%(全国20位)

3連単万舟率は15.3%と全国20位の数字です。こちらも平均配当と同様、全国平均を下回る数字になっています。

ボートレース若松予想のコツ

これまでの内容を踏まえて、ボートレース若松で予想をするときのコツを紹介します。抑えるべきポイントをしっかり見極めて、舟券的中を目指しましょう。

1コースを軸に固い決着が多くなる

ボートレース若松インコース優位のレース場です。そのため1コースを軸に固い決着が多くなります。予想の際にはまず1コースにどんな選手が入っているのかをチェックして、本命通りになりそうかどうかを予想しましょう。

1コースに強い選手が入っている場合、実力通り1着になるケースが多くなります。1コース以外に有力な選手が入っている場合、レース展開を考えてどんな決着になりそうか考えてみましょう。

強い向かい風は荒れる傾向にある

ボートレース若松は潮・風の影響が大きいレース場ですが、その中でも注意なのが向かい風の環境です。向かい風になるとスピードが乗りにくくなるので、スロー勢がスピードに乗り切れない展開になります。そのため向かい風では、インコースの勝率が落ちる傾向にあります。

特に向かい風が6メートル以上吹くと、1コースの1着率は45.6%にまでダウン。他のコースの勝率がアップします。インコースが強いボートレース若松とはいえ、強い向かい風になると荒れる傾向があるので注意しましょう。

インコース優位の企画レースが組まれている

ボートレース若松では、企画レースが2つおこなわれます。

  • 5レース(進入固定戦):1・2・4号艇にA級、残りはB級
  • 8レース(エイトビート):原則1号艇にA級

企画レースは2つと多くないですが、いずれも1号艇にA級選手が入る組み合わせになります。企画レースでは1号艇の勝率がより高くなるので、固い決着を狙いたい時はねらい目ですよ。

その他ボートレース若松の情報

おすすめご当地選手

瓜生正義:1995年デビュー。2021年6月現在SG10勝。どのコースからも勝負できるオールラウンダー。温厚な性格でレーサー仲間からの信頼も厚い

西山貴浩:2005年デビュー。サービス精神旺盛でインタビューでも場を盛り上げる。2021年ボートレースオールスターでの人気投票は峰竜太選手に続く2位。レーサーとしての実力も年々アップしており、SG優勝が期待される選手です。

おすすめグルメ

旨からあげ・ホルモン:串に差してある人気のおつまみメニュー。ビールを飲みながら観戦したい方におすすめ

マスコット

かっぱをモチーフとした「かっぱくん」がメインマスコット。

ボートレース若松まとめ

ここまでボートレース若松の情報を紹介していきました。これまでの情報をまとめると、以下のようになります。

  • インコースが勝ちやすいコース設計
  • ナイター・優勝戦では1号艇の勝率がさらに高くなる
  • 企画レースでは1号艇にA級選手が入り勝率がアップ
  • 向かい風が強くなると波乱の合図

ボートレース若松はインコースが強く、固い決着が多いレース場です。しかし向かい風が強くなると様相は一転。波乱が巻き起こりやすい展開になります。ボートレース若松の予想をするときはぜひこの記事を何度も見返して、ボートレース若松の特徴・予想のコツをつかみましょう。

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