滋賀県にあるボートレースびわこ。日本一大きな湖である琵琶湖にあり、琵琶湖の風景を眺めながらレースの観戦ができます。
そんなボートレースびわこはインコースが比較的弱く、荒れる展開になることも多いレース場です。こちらの記事では、ボートレースびわこの特徴と予想のコツを紹介します。ポイントをしっかり押さえて、ボートレースびわこでの舟券的中率をアップさせましょう!
ボートレースびわこの基本データ
- 住所:滋賀県大津市茶が崎1-1
- 公式サイト:BOAT RACE びわこ Official Site
- ライブURL:BOAT RACE びわこ Official Site
- スマホ用リプレイURL:BOAT RACE びわこ Official Site
- SNS: twitter / Youtube / Facebook /instagram
- アクセス:名神高速道路大津IC出口・京都東IC出口より約15分、JR琵琶湖線 大津駅から無料送迎バスで約7分、京阪石山坂本線大津市役所前駅から徒歩で約10分
- レース開催時間帯:デイ
- モーター交換時期:6月
ボートレースびわこの特徴
ボートレースびわこは水面のうねり・標高の高さなど、さまざまな要因でレースの勝敗が左右されます。そのため水面の特徴をしっかりとおさえて、予想に反映する必要があります。ボートレースびわこに挑戦する前に、まずその特徴を知っておきましょう。
舟券/水面の特徴

水質 | 淡水 |
---|---|
水面タイプ | 湖 |
流れ・水位変化 | 多少あり |
チルト角度 | -0.5 0 +0.5 +1.0 +1.5 |
琵琶湖の水を利用しているボートレースびわこは、淡水で水が硬いです。標高が高いためモーターの出力もでにくく、ダッシュ勢が有利になる展開も多く見られます。
琵琶湖特有のうねりにより波乱が多い
ボートレースびわこは、琵琶湖特有のうねりによりターンが流れることがあり、波乱を多く起こします。うねりの原因として挙げられるのは「水位の高い時期の風」と「観光船の通過」の2つが挙げられます。
雪解け水が入る3月~6月の期間は水位が上がり、この時期に風が吹くとうねりが強くなります。実際通年での1コースの1着率は53.1%ですが、春は47.5%・夏は48.7%にまで勝率が下がります。3月~6月にレースを観戦するのであれば、波乱が起こりやすいことは頭に入れておきましょう。
ボートレースびわこの近くには、観光船ミシュランが通過します。その波が1マーク側から入ってくるので、それによってうねりが生じます。観光船は冬に減便となるので、こちらも影響が大きいのは春・夏シーズンになります。
この2つの要因から春・夏シーズンでは、波乱が多く起こります。
標高が高くモーターの出力が弱くなる
ボートレースびわこは標高85メートルの位置にあり、ボートレース桐生に続いて2番目の高さです。標高が高いと気圧が下がるので、それによってモーターの出力が弱くなります。
モーターの出力が弱くなると助走距離が短いイン勢が不利になるので、これもインコース勝率を下げる要因となっています。
ボートレースびわこのレースデータ
コース別成績(2020年総合)
コース | 1着率 | 2連帯率 | 3連帯率 |
1 | 53.1% | 71.4% | 79.9% |
2 | 14.7% | 41.5% | 59.6% |
3 | 13.8% | 34.3% | 55.6% |
4 | 11.1% | 28.3% | 49.2% |
5 | 5.4% | 17.2% | 35.5% |
6 | 1.9% | 7.7% | 21.2% |
ボートレースびわこは1コース1着率が53.1%と、全国でも4番目に低い数字となっています。一方で3・4コースの勝率は全国トップクラスで、まくり・まくり差しで1着になる展開が多く見られます。近年1コース1着率は徐々に上がっていますが、それでも1コースの1着率は低い傾向ですね。
ボートレースびわこではレース展開をどう読むかが、予想のカギになりそうです。
コース別成績(2020年優勝戦)
コース | 1着率 | 2連帯率 | 3連帯率 |
1 | 57.5% | 69.7% | 87.5% |
2 | 9.0% | 36.3% | 60.6% |
3 | 6.0% | 36.3% | 60.6% |
4 | 15.6% | 28.1% | 40.6% |
5 | 9.0% | 21.2% | 36.3% |
6 | 3.0% | 9.0% | 18.1% |
実力者が出そろう優勝戦では、1コースの勝率がアップする傾向にあります。しかしボートレースびわこでは1コースの1着率は、一般戦と大きな違いがありません。優勝戦では4・5コースの勝率が高くなっています。
3連単平均配当
3連単平均配当は7,447円と全国10位です。波乱が起きやすいと言われているボートレースびわこですが、それも踏まえてオッズに反映されるため、平均配当は全国平均よりやや上という結果になりました。
3連単万舟率
3連単万舟率は16.5%と全国14位の数字です。こちらは全国平均よりやや下という結果になりました。
ボートレースびわこ予想のコツ
これまでの内容を踏まえて、ボートレースびわこで予想をするときのコツを紹介します。抑えるべきポイントをしっかり見極めて、舟券的中を目指しましょう。
地元選手に注目
ボートレースびわこではうねりが起きやすく、ボートの操縦難易度も高いです。そのため琵琶湖の環境に慣れている地元選手に注目して予想をしてみましょう。特にうねりが起きやすい春・夏シーズンは、地元選手を予想に軸にしてもいいでしょう。
風の強さによって展開が大きく変わる
ボートレースびわこでは、どのような風が吹くかによって展開が大きく変わります。
向かい風は4メートル以下であれば1コース有利、5メートルを超えると1コースが弱くなります。通常向かい風はインコースが弱くなりますが、4メートル以下であれば1コースの勝率はそこまで落ちません。
追い風になると風が強くなればなるほど、1コースが不利になります。追い風6メートル以上になると1コース勝率37.0%と、本当に誰が勝つかわかりません。
風によって展開が大きく変わりますので、風の情報はしっかりチェックしておきましょう。
モーター情報はしっかりチェック
標高が高いボートレースびわこではモーターの出力が悪く、調整も難しいとされています。そのため特に初日はモーターの出力差が、勝敗を大きく左右します。
ただしボートレースびわこでは、レースがおこなわれない日にある中間整備の影響が大きいと言われています。中間整備で整備士がモーターに手を入れ、これまで低調だったモーターが急にエース級のモーターに変貌することがあります。
どのモーターに中間整備が入ったのかは、公式ホームページで確認できます。事前のモーター情報に加えて、選手コメントなども踏まえて予想に反映させましょう。
その他ボートレースびわこの情報
おすすめご当地選手
守田俊介:1994年デビュー。2021年5月現在SG2勝を達成しています。通算の平均STが0.13とSGクラスでも、トップクラスに早いタイムを記録しています。1コース以外に2・3・4コースコースでも通算勝率30%を超えており、どのコースからでも勝負できる強さがあります。
中村有裕:1999年デビュー。2006年モーターボート記念でSG初優勝。滋賀支部からの優勝は実に48年ぶりだった。
馬場貴也:2003年デビュー。2018年チャレンジカップ、2019年グランプリで優勝しSG2勝。3~5コースからのまくり差しを得意としています。
おすすめグルメ
ビナちゃんカレー:マスコットキャラクター「ビナちゃん」の名前がついたカレー。エビフライが入っています。
マスコット
ビワコオオナマズをモチーフとした「ビナちゃん」と「ビーナスちゃん」がメインマスコット。

ボートレースびわこまとめ
ここまでボートレースびわこの情報を紹介していきました。これまでの情報をまとめると、以下のようになります。
- インコースが弱いコース設計
- 春・夏シーズンでは特に波乱が起きやすい
- モーター情報は要チェック
- 地元選手に注目
ボートレースびわこはインコースが弱い設計になっているので、さまざまなレース展開が見られます。その分予想は難しいですが、ボートレースにハマりたい方にはぴったりのレース場ではないでしょうか。ボートレースびわこの予想をするときはぜひこの記事を何度も見返して、ボートレースびわこの特徴・予想のコツをつかみましょう。