愛知県常滑市にある常滑ボートレース場。伊勢湾に面した場所にありますが、水門が設けられており前検日の干潮に合わせて水門を閉めてしまうので、潮の影響はほとんどありません。しかし伊勢湾の方面から比較的強い西風が吹くので、それによってレースが左右されることもあります。
そんな常滑ボートレース場ですが、1コースが強いレース場のため予想が非常に立てやすくなっています。こちらの記事では、そんな常滑ボートレース場の特徴と予想のコツを紹介します。ポイントをしっかり押さえて、常滑ボートレース場での舟券的中率をアップさせましょう!
常滑ボートレース場の基本データ
- 住所:愛知県常滑市新開町4-111
- 公式サイト:BOAT RACE 常滑 Official Site
- ライブURL:BOAT RACE 常滑 Official Site
- スマホ用リプレイURL:BOAT RACE 常滑 Official Site
- SNS: twitter / Youtube / Facebook
- アクセス:セントレアライン・知多横断道路常滑IC出口より約5分、名鉄常滑駅より徒歩約5分
- レース開催時間帯:デイ
- モーター交換時期:12月
常滑ボートレース場の特徴
常滑ボートレース場はバックストレッチ側が非常に広く、インコースが強いコース設計になっています。そのためスタートをうまく決めれば、1コースがそのまま逃げ切る可能性が高いです。常滑ボートレース場に挑戦する前に、まずその特徴を知っておきましょう。
舟券/水面の特徴
水質 | 海水 |
---|---|
水面タイプ | 海 |
流れ・水位変化 | なし |
チルト角度 | -0.5 0 +0.5 +1.0 +1.5 +2.0 +3.0 |
第1ターンマークの入り口が狭くアウト側が広い設計になっています。そのためインコースが強く、深インになってもインコースが勝つ光景も見られます。そのため地元強豪選手やベテラン選手はインコースを積極的に狙ってきます。
本番ピットが長い
常滑ボートレース場は本番ピットの奥行きが長い設計になっています。そのためピット離れが悪い選手や慣れていない選手がいる場合、ピット離れで遅れてインコースをゆずってしまうケースがあります。また、アウトコースの進入が変わるケースも見られます。ピット離れはしっかりとチェックして、進入がどうなるのかを予想しましょう。
1コースの勝率は平均より高い
常滑ボートレース場の1コース1着率は56.2%と、全国24レース場中11位。近年1コースの勝率は50%を超え続けているので、インコースが強いレース場となっています。
インコースが強いレース場ではありますが、1コース勝率が全国平均よりやや上にとどまっているのは2014年から導入された出力低減モーターと、風の強さが原因と言われています。この2つの要因によってスタートの難易度が上がっており、スタートがうまく切れずにのまれてしまう展開も見られます。
常滑ボートレース場のレースデータ
コース別成績(2020年総合)
コース | 1着率 | 2連帯率 | 3連帯率 |
1 | 56.2% | 73.6% | 82.2% |
2 | 13.6% | 38.3% | 57.2% |
3 | 11.5% | 34.4% | 54.7% |
4 | 10.8% | 28.1% | 48.4% |
5 | 6.5% | 18.5% | 37.7% |
6 | 1.5% | 7.6% | 20.7% |
常滑ボートレース場はインコースにいけばいくほど、勝率が高くなっています。そのため予想の軸はインコースになることが多いです。
常滑ボートレース場ではスタートをどう読むのかが、予想のカギになりそうです。
コース別成績(2020年優勝戦)
コース | 1着率 | 2連帯率 | 3連帯率 |
1 | 67.4% | 76.7% | 88.3% |
2 | 6.9% | 30.2% | 46.5% |
3 | 11.6% | 41.8% | 60.4% |
4 | 11.6% | 25.5% | 44.1% |
5 | 0.0% | 18.6% | 39.5% |
6 | 2.3% | 6.9% | 20.9% |
実力者が出そろう優勝戦では、1コースの勝率がアップする傾向にあります。常滑ボートレース場でもその傾向はあり、1コースの勝率は67.4%と非常に高くなっています。
また、3連帯率については3コースの連帯率が高くなっている点も注目です。優勝戦はサンプル数が少ないので断定はできませんが、展開を見て行動を変えやすい3コースの選手が連帯しやすい傾向にありそうです。
3連単平均配当
3連単平均配当は7,860円と全国4位です。3連単の配当が高くなる要因としては、スタートの難しさが挙げられます。強い選手でもスタートがうまく決まらなければ、そのまま逃げられて負けてしまいます。そうした傾向から本命が負けて、配当が上がるケースが多くなります。
3連単万舟率
3連単万舟率は18.1%と全国6位の数字です。こちらも平均配当と同じく、高めの数字を記録しています。東海地方のレース場の中では最も高い数字なので、東海地方にお住まいの方で高配当を狙いたい方は、おすすめのレース場ですよ。
常滑ボートレース場予想のコツ
これまでの内容を踏まえて、常滑ボートレース場で予想をするときのコツを紹介します。抑えるべきポイントをしっかり見極めて、舟券的中を目指しましょう。
スタートが勝敗を左右する
常滑ボートレース場はインコースが有利な設計になっていますが、1コース勝率は全国平均よりやや高い程度。この数字になっている理由としては、スタートの難しさが挙げられます。特に強い向かい風が吹いたときはスタートが難しくなり、向かい風6メートル以上になると1コースの勝率は44.2%にまでダウンします。向かい風が吹いたときには、3・4・5コースの勝率が高くなる傾向にあります。
常滑ボートレース場は西から強い向かい風が吹きやすいので、そのときはレースが荒れやすいと判断して予想を考えましょう。
フライング頻度が高い
常滑ボートレース場はフライング頻度が高いレース場として知られています。2020年5月から2021年4月のデータによると、1コースから20本ものフライングがでています。そのためスタートがうまい選手なのかどうかは、あらかじめチェックしておきましょう。
またフライング持ちの選手が出走しているときは、その選手の傾向をチェックすることが大切です。フライング持ちでも気にせず攻めるのか、慎重になるのかは選手によって異なります。詳しくは下記記事も参照しながら、フライングについて理解を深めることが大切ですよ。
【ボートレース基礎知識】フライングについて徹底解説!罰則・リセット・返還など詳しく説明します
その他常滑ボートレース場の情報
おすすめご当地選手
池田浩二:1997年デビュー。2021年4月現在SG9勝を達成しており、愛知支部を代表する選手となっています。モンキーターンを独自に進化させた「ウィリーモンキー」を得意技としています。
鈴木幸夫:1978年デビューのベテラン選手。1992年に総理大臣杯を獲得。イン屋として知られており、積極的な前付けをおこなう。
新美恵一:1987年デビュー。1993年第7回新鋭王座決定戦でG1初優勝を果たす。その後10度のG1を制覇した実力派選手。
大瀧明日香:1998年デビュー。夫はボートレーサーの渡辺真至。2児の母として産休を経験するも、今なお女性トップレーサーとして活躍している。2016年第21回オーシャンカップでSG初勝利を挙げる。ルックスの良さからデビュー当時からアイドル的人気を誇っている。
おすすめグルメ
どて丼:全国ボートレース場B級グルメ大賞で1位を獲得したメニュー。甘めのタレがモツにもご飯にもよく合います。
マスコット
招き猫をモチーフとした「トコタン」がメインマスコット。平成26年からは常滑市の公式キャラクターにもなっています。
常滑ボートレース場まとめ
ここまで常滑ボートレース場の情報を紹介していきました。これまでの情報をまとめると、以下のようになります。
- 1コースの勝率は平均的よりやや高め
- スタートが勝敗のカギを握る
- 向かい風が吹くとレースが荒れやすい
- フライング情報は要チェック
- 高配当がでやすい
常滑ボートレース場はインコースが強いですが、高配当が出やすいレース場でもあります。そのため初心者でも予想が楽しめて、万舟券を当てることも夢ではありません。ぜひこの記事を何度も見返して、常滑ボートレース場の特徴・予想のコツをつかみましょう。