東京都府中市にある多摩川ボートレース場。日本一の静水面と呼ばれるほど静かな水面で、選手のスピード勝負が白熱するレース場でもあります。
そんな多摩川ボートレース場ですが女子戦が多く開催され、配当が高いレースも多いなど、さまざまな楽しみ方ができるレース場でもあります。こちらの記事では、そんな多摩川ボートレース場の特徴と予想のコツを紹介します。ポイントをしっかり押さえて、多摩川ボートレース場での舟券的中率をアップさせましょう!
多摩川ボートレース場の基本データ
- 住所:東京都府中市是政4丁目11
- 公式サイト:BOAT RACE 多摩川 Official Site
- ライブURL:BOAT RACE 多摩川 Official Site
- スマホ用リプレイURL:BOAT RACE 多摩川 Official Site
- SNS: twitter / Youtube / Instagram
- アクセス:中央自動車道稲城IC出口より約3分、西武多摩川線競艇場前駅より徒歩約3分、京王線多磨霊園駅より無料送迎バス約15分、JR南武線・武蔵野線府中本町駅より無料送迎バス約10分
- レース開催時間帯:デイ
- モーター交換時期:8月
多摩川ボートレース場の水面特徴
日本一の静水面として知られている多摩川ボートレース場。波や風の影響が少ないため、選手の腕やモーターの調子が大事なコースです。多摩川ボートレース場に挑戦する前に、まずその特徴を知っておきましょう。
舟券/水面の特徴
水質 | 淡水 |
---|---|
水面タイプ | プール |
流れ・水位変化 | なし |
チルト角度 | -0.5 0 +0.5 +1.0 +1.5 +2.0 +3.0 |
日本一の静水面と呼ばれている多摩川ボートレース場。対岸に防風林が設置されているので、風の影響を受けることはほぼありません。選手にとっても走りやすいレース場と知られています。また、2015年からは出力低減モーターが利用されています。
スタートから全速力で攻める選手が多い
日本一の静水面として知られている多摩川ボートレース場では、風や波による影響がほぼありません。そのため大切になるのがスタートと、第1ターンマークでの勝負。ここを制した選手がそのまま勝利するパターンが多いです。そのためスタートから全速力で攻める選手が多い点が特徴です
どのコースからでも勝利がある
静水面と聞くとインコースが有利になる印象を受けますが、実際はそんなこともありません。スタートを決めれば主導権を握れるので、どのコースからでも勝機があります。実際1コースの1着率は52.5%と全24レース場の中で20番目です。
どのコースからでも勝機があるので、選手の実力・モーターの機力・スタートタイミングなど、総合的な予想が求められます。
多摩川ボートレース場のレースデータ
コース別成績(2020年総合)
コース | 1着率 | 2連帯率 | 3連帯率 |
1 | 52.5% | 70.2% | 78.8% |
2 | 17.2% | 41.9% | 59.6% |
3 | 11.8% | 32.5% | 52.6% |
4 | 11.2% | 29.8% | 50.4% |
5 | 5.3% | 17.0% | 35.5% |
6 | 1.9% | 9.0% | 24.0% |
多摩川ボートレース場の1コース1着率は52.5%と全国で20番目。かわりに2コースの1着率は、全国で3番目に高い数字になっています。2コースの決まり手は59.8%が差し、32.0%がまくりによる勝利です。女子戦が多いこともあって、まくりでの決着が比較的多くなっています。
また4コースからの4カド全速まくりは、多摩川の代名詞として知られています。4コースのダッシュがうまく決まり、第1ターンマークできれいにまくる。そんな展開も多く見られます。
コース別成績(2020年優勝戦)
コース | 1着率 | 2連帯率 | 3連帯率 |
1 | 75.0% | 80.5% | 91.6% |
2 | 5.5% | 33.3% | 58.3% |
3 | 5.5% | 27.7% | 52.7% |
4 | 8.3% | 30.5% | 44.4% |
5 | 2.7% | 19.4% | 33.3% |
6 | 2.7% | 8.3% | 19.4% |
かつて多摩川ボートレース場は優勝戦で1コースが勝てず、魔の優勝戦1号艇と呼ばれることがありました。しかし近年では1コースが順当に勝利することが多いです。優勝戦に残る選手は実力もありますし、モーターの整備もできています。そうなると元々有利な1コースがそのまま勝利するパターンが多いです。
1コース以外で勝率が高いのは4コース。4コースからうまくダッシュを決めて、勝利するパターンも頭に入れておきましょう。
3連単平均配当
3連単平均配当は7,916円と全国3位です。どのコースからでも勝利が期待できるので、予想もばらけて配当も高くなっています。そのため1コースでも比較的配当が高くなることがあるので、予想はとても面白いレース場です。
3連単万舟率
3連単万舟率は18.2%と全国5位の数字です。比較的万舟券がでやすいレース場ということですね。事前にオッズもしっかり確認して、どの舟券を購入すべきか検討していきましょう。
多摩川ボートレース場予想のコツ
これまでの内容を踏まえて、多摩川ボートレース場で予想をするときのコツを紹介します。抑えるべきポイントをしっかり見極めて、舟券的中を目指しましょう。
スタートタイミングは必ずチェックしよう
多摩川ボートレース場はどのコースからでも勝利がのぞめます。そのため重要なのはスタート。風や波の影響が少ないので、スタートが得意な選手かどうかは、舟券予想にとって非常に重要です。
そのため、選手のスタートタイミングは必ずチェックしてどの選手が主導権を握るのか考えましょう。
モーターの機力が重要
多摩川ボートレース場ではスタートから第1ターンマークまで、真っ向勝負がおこなわれます。そのため、モーターの機力もスタートタイミングと同様に大切です。スタート後どの選手が伸びてくるのか、そのためにモーターの情報は必ずチェックしましょう。
特に初日などモーターの機力差がでやすいときは、モーターの情報が大切です。
女子戦ではまくり展開が多くなる
多摩川ボートレース場では古くから女子戦が多く開催されており、現在でも多く開催されています。女子選手の中にはまくりを得意としている選手が多いため、まくり展開での決着が増えます。多摩川ボートレース場は2コースからのまくり決着が多いため、女子戦で2コースにまくりが得意な選手がいるのであれば要チェックです。
また女子戦では力の差がある組み合わせになることも多く、実力者がしっかり勝ち切ることも多いです。多摩川ボートレース場ではスタートタイミングなどで実力がはっきりでるので、選手の情報をしっかり読み込みましょう。
その他多摩川ボートレース場の情報
おすすめご当地選手
三角哲男:1986年デビューのベテラン選手。インコースでの勝率が非常に高く、地元の多摩川ボートレース場では常に優勝候補として挙げられる。SGは1994年グランドチャンピオン決定戦を制している。
長岡茂一:1985年デビューのベテラン選手。安定した成績が持ち味。2020年は立て続けにスタート事故に見舞われてしまい3度のフライング。2021年前期はB2に陥落してしまった。
長田頼宗:2003年デビュー。2015年には第30回賞金王シリーズで優勝し、SG初優勝。2018年には平和島63周年に優勝してG1初優勝を果たした。
おすすめグルメ
牛炊:多摩川のB級グルメ。スープの中にはお米が入っていて、ボリュームもある。全国のボートレース場の中でもトップクラスに美味しいと言われている。
マスコット
カワセミをモチーフとした「ウェイキー」と「リップル」というマスコットがいます。
また2013年に「静波まつり」というイメージキャラクターが登場し、公式ホームページには「静波まつり」がメインで登場している
多摩川ボートレース場まとめ
ここまで多摩川ボートレース場の情報を紹介していきました。これまでの情報をまとめると、以下のようになります。
- 1コースの勝率は低め
- どのコースからでも勝利がのぞめる
- スタートが勝利を左右する
- モーターの機力は要チェック
多摩川ボートレース場は1コースの勝率が低く、高配当もでやすいボートレース場です。そのため穴狙いで稼ぎたい人には、ぴったりのレース場ではないでしょうか。ぜひこの記事を何度も見返して、多摩川ボートレース場の特徴・予想のコツをつかみましょう。