ボートレース場紹介

ボートレース芦屋の特徴と予想のコツを紹介!企画レースと通常レースで傾向に大差

ボートレース芦屋の紹介

福岡県遠賀郡芦屋町にあるボートレース芦屋。2010年7月から公営競技初のモーニングレースを実施、予想がしやすい企画レースを多く組むなど、さまざまな取り組みを実施しているレース場として知られています。

そんなボートレース芦屋は1コースの勝率が高いレース場として知られていますが、これは1コースにA級選手が入る企画レースが多いことが要因です。企画レースと通常レースで傾向が大きく変わるので、予想のポイントをしっかりおさえることが大切です。こちらの記事では、ボートレース芦屋の特徴と予想のコツを紹介します。ポイントをしっかり押さえて、ボートレース芦屋での舟券的中率をアップさせましょう!

 

 

ボートレース芦屋の基本データ

ボートレース芦屋の特徴

ボートレース芦屋の水質は淡水で固め、プール型の競技場ですが波がたちにくい静水面として知られています。そんなボートレース芦屋は、どんな水面特徴があるのでしょうか、ここからはボートレース芦屋の水面特徴などを紹介します。

舟券/水面の特徴

水質 淡水
水面タイプ プール
流れ・水位変化 なし
チルト角度 -0.5 0 +0.5 +1.0 +1.5 +2.0 +3.0

静水面なのでスピード全開で回れる

ボートレース芦屋は1マークのバック側に、葦の群生があります。この葦は天然の消波装置の役目を果たしており、その影響で波が少ない静水面になっています。

芦屋を得意とする峰竜太選手も「芦屋の1番好きなところは、舟の引き波が残るだけで、返し波がほぼないこと。これが同じ淡水でも住之江・尼崎・多摩川との大きな違い。これが乗りやすい最大の理由だと思う。1マークは対岸に葦が生えているからかな?」というコメントを残しています。選手の実感としても、静水面であることを感じているようです。

1マークから全速で突っ込んでいけるので、全速まくりや全速まくり差しが決まりやすい傾向にあります。コースレイアウトだけを見ると、決してインコース優位ということではなさそうですね。

風向きによって有利なコースが異なる

ボートレース芦屋では波の影響は少ないですが、風向きによって多少展開が変わってきます。風向き別の傾向は以下の通りです。

  • 追い風:1コースの1着率が若干落ち、2コースの1着率が上昇
  • 向かい風:1コースの1着率が若干上がる
  • 右横風:4コースの1着率が上がる
  • 左横風:1コースの1着率が上がる

1コースの1着率が全国平均と比べても高いレース場ですが、左横風が吹くと1着率68.8%と盤石の体制になります。追い風・右横風のときは他のコースが若干強くなるので、予想に活かしてください。

ボートレース芦屋のレースデータ

コース別成績(2020年総合)

コース 1着率 2連帯率 3連帯率
1 63.8% 80.1% 86.4%
2 12.1% 39.9% 58.3%
3 10.5% 32.6% 56.2%
4 9.1% 27.0% 47.6%
5 3.9% 15.9% 35.2%
6 0.6% 4.9% 16.9%

ボートレース芦屋は1コース1着率が63.8%と、大村・徳山に次いで全国で2番目に高い数字になっています。これは後ほど紹介する企画レースが、大きく影響を与えています。

2~5コースの勝率は全国平均よりやや下回る程度ですが、6コースの勝率はかなり低くなっています。

コース別成績(2020年優勝戦)

コース 1着率 2連帯率 3連帯率
1 72.2% 83.3% 91.6%
2 5.5% 38.8% 66.6%
3 17.1% 40.0% 57.1%
4 5.7% 31.4% 54.2%
5 0.0% 0.0% 16.6%
6 0.0% 8.3% 16.6%

実力者が出そろう優勝戦では、1コースの勝率がアップする傾向にあります。ボートレース芦屋は傾向通り、1コースの勝率がさらに高まる傾向になっています。また1コース以外では3コースの勝率が高いです。

逆に5・6コースは36レースで1着なし。5・6コースの艇にとっては厳しい結果となりました。

3連単平均配当

3連単平均配当:7,546円(全国7位)

3連単平均配当は7,546円と全国7位です。1コース優位の企画レースで2・3着の予想が割れる、企画レースで高配当がつくなどの理由で平均配当は比較的高めになっているようです。

3連単万舟率

3連単万舟率:15.5%(全国18位)

3連単万舟率は15.5%と全国18位の数字です。平均配当ほど数値が高くないということは、5,000円~10,000円くらいの配当が多いということでしょう。2・3着をどのように組み合わせるかが、予想のカギになりそうですね。

ボートレース芦屋予想のコツ

これまでの内容を踏まえて、ボートレース芦屋で予想をするときのコツを紹介します。抑えるべきポイントをしっかり見極めて、舟券的中を目指しましょう。

1号艇優位の企画レースが多い

ボートレース芦屋では、企画レースが多数おこなわれます。

  • 1レース(サンライズV戦):1号艇にA級、2~6号艇にB級
  • 2レース(サンライズW戦):1・4号艇にA級、2・3・5・6号艇にB級
  • 3レース(サンライズX戦):1・3・5号艇にA級、2・4・6号艇にB級
  • 4レース(サンライズY戦・進入固定):1号艇にA級
  • 5レース(サンライズZ戦):1号艇にA級、2~6号艇はA・B級選手混在
  • 7レース(進入固定戦):全艇B級
  • 8レース(昼どき戦):1号艇にA級

このように企画レースの多さは全国屈指。10レース~12レースも他のレース場と同様1号艇にはA級選手が入るので、1号艇にB級選手が入る可能性があるのは6・7・9レースのみ。このように1号艇優位の企画レースが多数あることが、1号艇の1着率を高めています。

しかし1号艇優位だからといって、オッズが低いというわけではありません。例えば1レースは1号艇にA級選手が入り、残りはデビュー間もない新人が配置されます。そのため1号艇の1着率は、79.3%とかなり高くなっています。しかし1着は1号艇で決められても、2着・3着の相方予想が困難なので、5万円以上のビッグ配当出現率が4.5%もあります。

このように1着は予想できても、2着・3着をどのように予想するのかが、ボートレース芦屋で勝つポイントになります。本命以外のデータをしっかり分析して、予想をしていきましょう。

通常レースでは決して1号艇有利ではない

企画レースが多いボートレース芦屋では、企画レースの結果に引っ張られて1号艇の勝率が高くなっています。しかし企画レースと同じノリで通常レースを予想すると、痛い目を見てしまうので注意しましょう。

通常レースである6レースは1号艇の1着率が35.2%、9レースは1号艇の1着率が47.0%です。これは全国的に見てもかなり低い数字で、特に6レースはインコースが勝ちにくいボートレース戸田の1着率さえも大幅に下回ります。そのため6レースの万舟率は21.5%とかなり高い数字になっています。

このように企画レースと通常レースでは、まったく違う顔を見せるボートレース芦屋。レースの展開をしっかり予想しないと、勝つことはできませんよ。

スタート展示・周回展示は要チェック

ボートレース芦屋は全速でターンができるので、モーターの強さが勝利に直結します。事前のモーター情報はもちろん、スタート展示・周回展示のタイムをチェックしてモーターの調子を確認しましょう。

モーターの調子がいい選手は1着になれなくても、舟券に絡んでくる可能性が高いですよ。

その他ボートレース芦屋の情報

おすすめご当地選手

今井高士:2004年デビュー。2013年若松競艇場「第59回九州地区選手権」でG1初優勝、平和島競艇場「第48回総理大臣杯」でSG初優出、優勝戦2着と今後が期待される

峰竜太:2004年デビュー。地元は佐賀県の唐津だが、芦屋の周年で4勝を挙げるなど相性が抜群。「芦屋では峰に逆らうな」と言われるほど、ファンからも信頼を置かれている。

おすすめグルメ

さわら料理:毎年2月に近隣のグルメ店が集結し、さわら料理グランプリを投票で決める「福岡ご当地さわらサミット」が開催される

マスコット

「アシ夢」がメインマスコット。「陸(大地)・海(水)・空」をテーマにしたアミューズメント施設を目指すボートレース芦屋の「夢」を、かわいらしいデザインと名前で表現しています。

ボートレース芦屋まとめ

ここまでボートレース芦屋の情報を紹介していきました。これまでの情報をまとめると、以下のようになります。

  • 企画レースと通常レースで傾向がまったく変わる
  • 企画レースは1号艇信頼、2・3着をいかに当てるかがポイント
  • 通常レースは荒れ模様で穴党におすすめ
  • モーターの調子は必ずチェックする

ボートレース芦屋は企画レースと通常レースで、傾向がまったく異なるレース場です。そのため今どんなレースがおこなわれるのかを把握して、予想を間違えないようにしましょう。ボートレース芦屋の予想をするときはぜひこの記事を何度も見返して、ボートレース芦屋の特徴・予想のコツをつかみましょう。

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