徳島県鳴門市にあるボートレース鳴門。かつて塩田があった場所に造られたことで、海が美しく水が綺麗なので、レース観戦も楽しめます。
そんなボートレース鳴門ですが、うず潮で有名な鳴門海峡の近くにあり、天候の影響を受けやすいという特徴があります。こちらの記事では、ボートレース鳴門の特徴と予想のコツを紹介します。ポイントをしっかり押さえて、ボートレース鳴門での舟券的中率をアップさせましょう!
ボートレース鳴門の基本データ
- 住所:鳴門市撫養町大桑島字辷岩浜48
- 公式サイト:BOAT RACE 鳴門 Official Site
- ライブURL:BOAT RACE 鳴門 Official Site
- スマホ用リプレイURL:BOAT RACE 鳴門 Official Site
- SNS: Twitter / Facebook
- アクセス:神戸淡路鳴門自動車道鳴門北IC出口より約8分、JR鳴門駅より無料送迎バスで約8分
- レース開催時間帯:モーニング
- モーター交換時期:4月
ボートレース鳴門の特徴
ボートレース鳴門は周囲を堤防に囲まれているため、潮の影響はありません。ただし小さな波がたえず立っています。また気候の変化を受けやすいので、季節ごとの特徴を抑えておくことが大切です。
舟券/水面の特徴
水質 | 海水 |
---|---|
水面タイプ | 海 |
流れ・水位変化 | あり |
チルト角度 | -0.5 0 +0.5 +1.0 +1.5 +2.0 +3.0 |
ボートレース鳴門は大きな波やうねりはありません。ただし海にあるレース場なので、干潮差があります。干潮と満潮では有利な艇が変わってきますので、ポイントをしっかり押さえておきましょう。
1マークが狭くイン逃げが難しい
ボートレース鳴門は1マークの入口が45メートルと狭く、インコースが綺麗にターンすることが難しい水面になっています。グレードレースでもイン逃げが決まらないことがあるので、レーサーはさまざまな戦略をもってレースに挑みます。
1コースの1着率は52.7%と、全国平均55.8%を下回る数字です。インコースに強い選手を配置する企画レースが多いボートレース鳴門でこの数字なのは、インコースの難易度が高いことを示しています。
抜き・差し・まくりと多彩なレース展開が見られる
ボートレース鳴門のバック側には「鳴門の花道」と呼ばれる、すごく伸びる位置があります。これにうまく乗れるとバック側で加速して、抜きによる1着といったレース展開になります。
さらに差し・まくりと多彩なレース展開が見られる点も、ボートレース鳴門の面白さです。出場する選手によってどんなレース展開になるのか予想するのは楽しいですよ。
気候がレースに与える影響が大きい
春は弱い向かい風、夏は小波、秋はうず潮の影響による水面変化、冬は強い追い風と、季節によってさまざまな変化を見せるボートレース鳴門。これに加えて干潮差の影響もあるので、気候がレースに与える影響は大きくなっています。
- 干潮はまくりが決まりやすい
- 満潮はインコースが有利。ただし乗りにくいのでレースが荒れやすい
- 向かい風はインコースが強くなる
- 追い風はインコースが弱くなる
おおまかではありますが、気候によるレースの影響はこのようになります。レース展開がどのようになるのか参考にしてください。
ボートレース鳴門のレースデータ
コース別成績(2020年総合)
コース | 1着率 | 2連帯率 | 3連帯率 |
1 | 52.7% | 70.8% | 80.1% |
2 | 16.3% | 41.0% | 57.8% |
3 | 13.7% | 34.3% | 54.2% |
4 | 9.1% | 26.9% | 47.0% |
5 | 6.5% | 19.1% | 37.6% |
6 | 1.8% | 8.5% | 24.5% |
ボートレース鳴門は1コース1着率が52.7%と、全国で18番目の数字となっています。ボートレース鳴門ではインコースが有利になる企画レースが1・3・4レースでおこなわれることを考えると、インコースがいかに難しいレース場であるかわかります。
ボートレース鳴門ではレース展開を、さまざまなデータを駆使することが大切です。選手の腕・調子・モーターの性能・気候などを加味して、どんなレース展開になるのか予想してみましょう。
ボートレース初心者だと難しいかもしれませんが、ハマると楽しいレース場ですよ。
コース別成績(2020年優勝戦)
コース | 1着率 | 2連帯率 | 3連帯率 |
1 | 58.3% | 69.4% | 86.1% |
2 | 16.6% | 44.4% | 61.1% |
3 | 5.5% | 25.0% | 41.6% |
4 | 16.6% | 33.3% | 44.4% |
5 | 2.7% | 25.0% | 44.4% |
6 | 0.0% | 2.7% | 22.2% |
実力者が出そろう優勝戦では、1コースの勝率がアップする傾向にあります。しかしボートレース鳴門では1コースの勝率は、多少アップする程度。地元の田村隆信選手のコメントでも、グレードレースでもイン逃げが難しいという発言があります。
代わりに優勝戦では2・4コースの勝率が高くなっています。2コースからの差し・4コースからのまくりがうまく決まれば、十分優勝の可能性がありますよ。
3連単平均配当
3連単平均配当は7,506円と全国8位です。インコースの勝率があまり高くないので、それにともない平均配当も高めになっています。
3連単万舟率
3連単万舟率は17.8%と全国9位の数字です。こちらも平均配当と同様、比較的高めになっています。
ボートレース鳴門予想のコツ
これまでの内容を踏まえて、ボートレース鳴門で予想をするときのコツを紹介します。抑えるべきポイントをしっかり見極めて、舟券的中を目指しましょう。
気候をチェックしよう
ボートレース鳴門は、気候の影響を受けやすいレース場です。特に注目するのは風。ボートレース鳴門は追い風が吹きやすく、追い風が3メートルを超えるレースは1コースの1着率がガクッと落ちます。追い風6メートル以上の1コースの1着率は、46.6%と下がります。かわりに2コースの1着率が20.4%に上がるので、要チェックですよ。
またボートレース鳴門は時折波が高くなることがあります。波高が6センチ以上になると1コースの1着率は47.3%に下がります。波が高いときは4・5コースの勝率が上がります。
企画レースは勝率が大きく変わる
ボートレース鳴門では、1~4レースで企画レースがおこなわれます。
- 1レース(とるならなると):1号艇のみA級、残りはB級
- 2レース(どーなるなると):特賞・主力級が出場
- 3レース(どきどきなると):1号艇はA級、残りはAorB級
- 4レース(とにかくなると):1号艇はA級、残りはAorB級
このように1コースに強い選手が入るレースでは、勝率も大きく変わってきます。特に1レースは1コース1着率74.1%と、ボートレース鳴門とは思えない高い数字を記録しています。
これだけがガチガチのレースなので、当然本命のオッズは低くなります。裏を返せば1コースがこなかった場合は、万舟券がでやすくなります。実際1レースの回収率は1コース62.9%に対して、5コース105.9%、6コース138.4%になります。3連単1-2-3の回収率は183.0%と高いので、固く稼ぎたい人にも、穴狙いの人にもおすすめです。
その他ボートレース鳴門の情報
おすすめご当地選手
田村隆信:1999年デビュー。2021年5月現在SG3勝。スタートが得意で全レースの平均ST0.16という数字を残している。ボートレース鳴門は1着率39.8%と得意にしています。
西岡育未:2015年デビュー。「いくみん」の愛称で親しまれている美人レーサー。コスプレ好きでも知られている。
西岡成美:2018年デビュー。西岡育未選手の実妹。デビュー後1年半は大学に通いながら、レーサーとして活動していた。
おすすめグルメ
なるちゃん焼き:マスコット「なるちゃん」の顔のたい焼き。1個100円とリーズナブルな価格です。
マスコット
鯛をモチーフとした「なるちゃん」がメインマスコット。
ボートレース鳴門まとめ
ここまでボートレース鳴門の情報を紹介していきました。これまでの情報をまとめると、以下のようになります。
- インコースが勝ちにくいコース設計
- 気候の影響を受けやすい
- 1~4レースは企画レースで勝率が大きく変わる
ボートレース鳴門はインコースが決して強くないので、さまざまなレース展開が楽しめます。これからボートレースを始めるという方にとっては、見ていて面白いレース場ではないでしょうか。ボートレース鳴門の予想をするときはぜひこの記事を何度も見返して、ボートレース鳴門の特徴・予想のコツをつかみましょう。