ボートレースの基礎知識

ボートレースの展示の見方とは?レースの的中率をアップさせるチェックポイントも紹介

ボートレースのトリセツ スタート展示編

「レース前にやっているスタート展示って何を見ればいいの?」

こちらの記事では、そんな疑問にお答えします。

ボートレースの予想では選手・モーターの勝率や風の影響などに目がいきがちですが、実はスタート展示も予想をするうえでとても重要な要素です。

とはいえボートレース初心者の方がスタート展示を見ても、何をチェックすればいいのかわからないことが多いでしょう。

そこでこの記事ではスタート展示でチェックすべきポイント、予想への反映の仕方を解説していきます。

スタート展示に詳しくなることで、舟券の的中率もより高くなりますよ。

スタート展示とは

スタート展示とは、次のレースに出場するレーサーたちが、本番のレースを想定したコース取りとスタートを行うことです、

レーサーとしても本番前最後の練習となるので、レースに勝つため真剣に取り組みます。

スタート展示はついついただ眺めているだけになってしまうのですが、実は重要なポイントがいくつも隠されています。

  • 進入隊形はどのようになるのか
  • モーターの調子は本当にいいのか
  • 選手はボートをしっかり操れているのか

スタート展示ではこのような点をチェックでき、予想には欠かせないものになっています。それでは具体的にスタート展示の何を見ればよいのでしょうか。詳しく解説していきます。

スタート展示のチェックポイント①進入隊形

スタート展示のチェックポイント1つ目は、進入隊形をチェックすることです。

ボートレースでは必ずしも1号艇が1コースに入るわけではなく、ピット離れ後にスタート位置のとりあいがおこなわれます。

基本的には枠なりどおりに隊形が決まることが多いのですが、中には前付けをしてインコースをとりにくる選手もいます。

選手もスタート練習は本番と同じコースでしたいので、スタート展示の進入隊形が本番でも同じようになる可能性は高いですね。

進入隊形によってレース展開は大きく異なるので、本番どのような進入隊形になるのかスタート展示でチェックしておきましょう。

スタート展示のチェックポイント②スリット足

スタート展示のチェックポイント2つ目は、スリット足です。スリット足とはスタート手前からスタート直後の早さのことで、目視で確認しなければならない部分になります。

スタート展示ではさまざまなタイムが出されるのですが、なぜわざわざ目視でスリット足を確認しなければならないのでしょうか。

スタート展示のスタート練習では、選手が全速でスタートを起こしていることが多いためです。選手は全速で起こしたスタートタイミングを見て、本番での微調整を考えます。

そのためスリット足を見ると、ボートの全速がわかるということ。

選手のモーターの調子は本当にいいのか、部品交換の効果はあるのかなど、当日のスピードが1番分かるのがスリット足ということです。

スリット足が伸びているかどうかは、一度見ただけではなかなかわかりません。しかし何度も注目して見ていると、スリット足が伸びているかどうかという微妙な違いにも気づけるようになってきます。

今後スタート展示を見るときは、ぜひスリット足に注目してみてください。

スタート展示のチェックポイント③オリジナル展示データ

スタート展示のチェックポイント3つ目は、オリジナル展示データです。

オリジナル展示データは採用しているレース場と、そうでないレース場があります。

オリジナル展示データを採用しているレース場では、従来の展示タイムに加えて

  • 一周のタイム
  • 周り足のタイム
  • 直線タイム

といったタイムが確認できます。

この中でも特にチェックすべきなのが「直線タイム」です。

直線タイムは第1ターンマークを立ち上がってから、スリットまでを計測したタイムです。直線タイムをチェックすることで、ターン後の立ち上がりスピードがわかります。

ボートレースでは第1ターンマークでの攻防でレースが決まる可能性が高いので、ターン後の立ち上がりはレースを左右する可能性が高いです。そのため他のタイムも重要なのですが、特に直線タイムは重点的にチェックするようにしましょう。

スタート展示を活かした予想方法

ここまでスタート展示の見方を解説してきましたが、続いてはスタート展示を活かした予想方法を解説します。

スタート展示を見る順番としては

  1. 進入隊形がどのようになるかチェックする
  2. スタート練習でスリット足の伸びをチェックする
  3. オリジナル展示データの中でも特に直線タイムをチェックする

ボートレースでは基本的にインコースが有利なので、1号艇が1コースに進入してスリット足・直線タイムがいい場合、そのまま逃げ切る可能性が高いです。

逆にスリット足・直線タイムがいい艇があるのであれば、その艇を中心に展開がどうなるか考えましょう。

例えば4号艇の状態がよく、3号艇の状態が悪い場合、4号艇がスタートを決めればそのままインコースにまくりに行く展開が考えられます。

ボートレースは展開によって勝敗が左右されるので絶対はありませんが、スタート展示の見方をマスターするだけでも勝率が大きく変わってきますよ。

スタート展示の見方まとめ

ここまでスタート展示の見方について解説してきました。

内容をまとめると以下のようになります。

  • スタート展示での進入隊形が本番でもその通りになる可能性は高い
  • スリット足の伸びがいいとモーターの調子がいい
  • 直線タイムがいいと立ち上がりの伸びが期待できる

このようにスタート展示をチェックすることで、さまざまな情報が得られます。ぜひみなさんもスタート展示をチェックして、舟券の的中率をアップさせましょう。

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