ボートレースの基礎知識

ボートレースが中止・順延・打ち切りになるのはどんなとき?舟券への影響も解説

中止・順延編 ボートレースのトリセツ

ボートレースは悪天候になると、中止・順延・打ち切りなどの措置がとられます。しかしどのくらいの悪天候で中止になるのか、中止・順延・打ち切りの違いはどんなものなのか、ボートレース初心者にはわかりにくいですよね。

この記事では、ボートレースの中止・順延・打ち切りのルールについて解説していきます。悪天候で今日のレースがどうなるか気になる方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

 

 

ボートレースの中止・順延・打ち切りの違い

ボートレースは悪天候でレース開催不可能だと判断された場合、中止・順延・打ち切りなど措置がとられます。それぞれの違いは以下のようになります。

  • 順延…6レースまでに中止が決定した場合順延してもう1日レースをやりなおす
  • 中止…7レース以降にレースが中止になった場合順延なしで中止
  • 打ち切り…2日順延している状態でレースが続行できないもしくはレース開催が不可能と判断された場合打ち切りとなり全レースが中止となる

悪天候になると選手の安全を第一として、主催者がいずれかの判断をくだすことになります。また順延や中止まではいかないけど悪天候の場合は、安定板をつけてのレースや短縮周回でのレースが開催されることもあります。いずれにせよ悪天候の場合主催者が判断をすることになりますので、主催ボートレース場のホームページをチェックするようにしましょう。

中止・順延・打ち切りになった場合の舟券の取り扱い

中止・順延・打ち切りの措置がとられたレースの舟券は、全額返還の措置がとられます。ただし返還舟券の払い戻し期限は60日に設定されているので、忘れないうちに返還手続きをするようにしましょう。

悪天候時の予想のコツ

悪天候でもレースが中止・順延・打ち切りにならなかった場合、レースが開催されます。その場合安定板をつけてレースにのぞむことになりますが、その場合通常と予想のコツが変わってきます。ここからは安定板をつけたレースの予想のコツを紹介していきます。

安定板をつけるとインコースが有利になる

一般的に安定板をつけたレースではインコースが有利になると言われています。ボートに安定板をつけると水の抵抗が大きくなるので、直線やターンでのスピードが落ちます。さらに水面が荒れると引き波が大きくなるなどの作用もあるため、差しやまくりがきまりにくくなります。そのため元々優位な位置にいるインコースが、そのまま逃げ切る確率が高くなるということです。

ボートレースはただでさえインコースが強く、2020年3月1日から2021年2月28日のデータによると、1コースの1着率全国平均は55.8%という数字でした。そんな状態でインコースがさらに強くなるとなれば、勝率に大きく差がでる可能性がでてきます。

悪天候時はレースが荒れやすくなる

しかし実際に安定板をつけたレースを見てみると、通常時以上にインコースが強いということにはなりません。安定板をつけたレース=悪天候のレースで水面が荒れているということなので、当然ボートの扱いも難しくなります。スタートのタイミングやターンの方法も通常時と異なるので、レースが荒れやすくなるのです。

そのためインコースが有利であることは間違いないですが、波乱が巻き起こりやすいのも悪天候時のレースの特徴と言えます。

初心者のうちは悪天候レースは避けたほうが無難

このように悪天候時のレースは、通常のレースよりも予想が難しくなります。万舟券を狙う絶好の機会と言えるかもしれませんが、予想的中率は低くなるでしょう。そのため初心者のうちは悪天候レースの予想は、避けたほうが無難かもしれません。

中止・順延・打ち切りになっても他のレースを楽しもう

ここまでボートレースの中止・順延・打ち切りについて解説してきました。悪天候時でレースが中止・順延・打ち切りになっても、舟券は返還されるので安心してください。また競艇は全国のレース場で開催されています。普段購入しているレース場が中止・順延・打ち切りになったのであれば、他のレース場を見てみてると新たな発見ができることもあります。中止になったからと言って落ち込むのではなく、他のレースを楽しんでよい1日を過ごしましょう。

 

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